こんにちは、トレーナーの大工です。先日セミナーに参加する機会がありました。タイトルは「エリートアスリートに対する年間トレーニングプログラム」。担当講師の方は、米国オリンピックトレーニングセンターにおいてストレングス&コンディショニングコーチとしてウィンタースポーツのハイパフォーマンスチームの一員で、主に、ネイサン・チャンをはじめとするフィギュアスケートとボブスレーのアスリートのトレーニングを担当されているとのこと。これは行かねば!と即参加を決めました。

 

トレーニングプログラム作成までのプロセス

特にこの前半部分が勉強になりました。明確な要求、ミッションステイトメント、コーチング哲学、コーチングの原則、トレーニングの目標、本質的価値。どれもが言葉や内容だけでなく、自分自身で自問自答を繰り返し、深掘りしていく作業が重要だと改めて認識しました。

 

印象的だった話は、「アスリートと人生について話さないことは私たちの使命を全うしてないことになる」というものです。

 

アメリカではメダルの為に人生を懸けて頑張って、ようやくメダルが獲れたのに2週間後には誰も覚えていない。

メダルの為だけに頑張って、その後の人生に何も準備をしてこなかった選手の中にはアルコールや薬物の依存性になってしまうケースもあるそうです。(その確率を聞いてびっくりしました)

そのような事を避けるためにも短期的なパフォーマンスの目標だけでなく、長期的な、より生活を豊かにするための目標も大切だということです。

 

年末でバタバタしますが、時間を取って改めて考えたいことだと感じました。